理念
「食を通して支援」
素材の滋味をいかした食品をおつくりし
社会のお役に立てるように取り組み
少しでも多くの方の一助になれるように
誠心誠意努めて参ります
店主 濵口 淳吏
兵庫県生まれ。食の専門学校卒業後、大学でマネジメントを専攻。飲食・給食・食品製造業などの勤務を経て、濵口商店創業。食を通して支援できるように努めています。
資格:栄養士、調理師、製菓衛生師、料理技術検定上級、食生活アドバイザー、フードコーディネーター、全国料理学校協会助教員、他(全十数種類)
店主の濵口は野菜嫌いでしたが、飲食店に行った際に野菜を活用して調理・加工された食事のおいしさに感動し、苦手だったはずの野菜でも食べることができました。また、食の専門学校で学び食の業界で働く中で、現代人の野菜不足が深刻な問題になっていることを知りました。この問題に対して、栄養と旨みをいかした農産加工品で少しでも貢献し、"食を通して支援したい"という想いを抱くようになりました。
濵口商店創業
食の道に進んでいた20代の頃、東京に行ったときに、サラリーマンや家族連れのお客様が、ジューススタンドで笑顔になって栄養補給する光景を目にしました。これなら、老若男女問わず野菜を手軽においしくお召し上がりいただけると思い、店舗を開業する事を決意しました。そこで経営を学ぶ必要に気づき、飲食店で働きながら大学でマネジメントを勉強。様々な経験を積み重ねた後、商店街の一角に小さなお店を構えました。
開店したジュース店では、野菜を摂りたくても毎日食べることができずに困っている方が想像以上に多いことを実感しました。しかし、当店のジュースは注文が入ってから1杯ずつおつくりした出来たてを提供しているので長時間の保存が厳しく、直接来店していただく必要があります。そこで、ふだんの食事に栄養や旨みを手軽に愉しくとり入れていただこうと開発したのが野菜粉末「さらだ粉」です。常連さんとの会話から開発をするきっかけになり、周囲の方々からいただいた貴重なご意見も参考にして、食品づくりに取り組みました。
開発では、粉末は野菜が乾燥して凝縮されている状態ですので、配合比率が1%違うだけで食味が大きく変わってしまう難しさがありました。余計な物は一切使用せずに、数種類の野菜だけを組み合わせて理想の味わいにする事が想像以上に大変でしたが、食の業界で蓄積してきた長年の経験を基に、 1年以上の構想期間と100回以上の試作を重ねて、独自の配合率と丁寧に手作業する調理技法の工程を取り入れることで納得のいくものができました。
また、様々な用途でご利用いただけるように、さらだ粉の種類を増やす他、余剰在庫の活用に苦慮していたことがきっかけになり、乾燥野菜や乾燥果実の製造をはじめました。
現在は、素材の滋味をいかした農産加工品で微力ながら野菜の補給や消費拡大に繋げて、健康事業の協力や協賛、地域野菜を活用した食品の開発や食品ロス削減など取り組んでいます。
また、正直なものづくりを誓い、丹精込めておつくりしています生産品と宣誓書を伊勢神宮外宮に奉納させていただき、兵庫県が実施する店表彰では大賞(知事賞)という大変栄誉ある賞を受賞させていただきました。
これからも”食を通して支援”という創業当時の理念を大切に、農家の方が作った野菜や果実・それを扱う販売店・食する人々 それぞれが幸せになれるよう、そして、少しでも多くの方の一助となれるよう誠心誠意努めていきたいと思っています。